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保育業界歴9年、転職経験ありの元保育士ほいくもんです。
こんな疑問を解決できる記事を書きました。
この記事をとみ終わる頃には、自分が転職すべきかどうかが判断できるようになりますよ。
ほいくもん
- 幼稚園に転職した元保育士
- 保育業界9年目
- 転職して年収100万円以上UP
- 一児のママ
- 現在育休中
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ほいくもんでは、『ブラック保育園とサヨウナラ』をコンセプトに、保育士の転職情報を発信しています。筆者のプロフィールはこちら。
転職が怖いと思っているのはあなただけじゃない
この画像は、『転職を考えたことはありますか?』と保育士1216人にアンケートした結果です。
グラスを見て分かる通り、8割以上の保育士が転職を考えています。
しかし、9割の人は転職しません。
ズバリ!それは『転職が怖い』から。
実際に私も『転職が怖い』と、3年も転職を決意できず、ストレスまみれになってしまった経験があります。
では、そうして『転職が怖い』と感じてしまうのでしょうか?
保育士が転職を怖いと感じる理由5つ
保育士が転職を怖いと感じる理由は、大きく分けて5つあります。
転職の不安や恐怖を解消するためには、自分自身が転職の何を怖がっているのかをしっかりと把握することが重要です。
詳しく見ていきましょう!
理由1 新しい保育園での人間関係が不安
保育士が転職を怖いと感じる理由の1つ目は、新しい職場の人間関係が不安だから。
そのため、このように不安な気持ちになる保育士は多いです。
新しい職場に馴染めなかったらどうしよう
上手く人間関係を築けなかったらどうしよう
特に保育業界は、良好な関係が築けるかによってその後の仕事に大きく影響するといっても過言ではありません。
転職する際には、事前に職場見学などをして職場の雰囲気、同僚の人柄などを確認しておくと良いですよ。
理由2 保育の知識不足・経験不足に対する不安
保育士が転職を怖いと感じる理由の2つ目は、保育の知識不足・経験不足に対する不安です。
仕事を間違えたらどうしよう
仕事を失敗したらどうしよう
このように、恐怖感から転職への一歩が踏み出せないという保育士もいます。
特に経験が浅かったり、ブランクがある保育士の場合、これまでの知識や経験が新しい職場で通用するかどうか不安になることもあるようです。
理由3 経歴に傷がつく不安
保育士が転職を怖いと感じる理由の3つ目は、経歴に傷がつく不安です。
転職に失敗してニートになっちゃったよ…空白期間があるけど大丈夫かな?
転職3回目って悪く思われないか心配だよ…
このように、面接官や第三者の目を気にする保育士もいます。
『経歴に傷がつくかも……』と考えすぎて、自分の体を痛めつけないようにしてくださいね。
理由4 年齢に関する不安
保育士が転職を怖いと感じる理由の4つ目は、年齢に関する不安です。
例えば50代前後の保育士の場合は、下記のような不安な声が多く見受けられました。
給与が下がりそう
求人がなさそう
体力が心配
反対に20代の若い保育士の場合は、下記のように経験が浅いゆえの不安を感じてしまうようです。
悪い印象を持たれてしまいそう
スキルを評価されなさそう
実際に多いのは、新卒1年目で転職したかったけど、怖くてできなかったという意見でした。
理由5 転職を後悔しそうで不安
保育士が転職を怖いと感じる理由の5つ目は、転職を後悔しそうで不安です。
今までの保育園のほうがラクだった
このように、転職後に後悔してしまうケースを考えて不安を感じている保育士もいることでしょう。
転職したからといって全てが希望どおりにいくとは限りません。
また、希望の保育園へ転職できたとしても、仕事に慣れるまでは「前の職場のほうが…」と幾度となく思うこともあるでしょう。
納得のできる転職を叶えるために、どうして転職したいのか、転職の譲れない条件を今一度じっくりと考えてみると良いですよ。
保育士が転職するメリット4つ
転職が怖いと感じる理由を把握したところで、保育士が転職するメリットとデメリットをご紹介いたします。
転職するべきか否かの判断材料のひとつとして、ぜひ参考にしてみてください。
それでは、一つひとつ見ていきましょう!
メリット1 待遇面や労働環境を改善できる
近年、国を挙げて保育士の処遇改善が進められており、保育士の負担を減らして、働きやすい環境が整えられた保育園などが増えてきています。
転職することによって以下のような、待遇面や労働環境を改善できるメリットがあります。
- 給与が上がる
- サービス残業が減る
- 休暇を取りやすい
メリット2 自分の保育観と合う保育園で働ける
現在勤務している保育園の保育方針が合わず、働きにくさを感じている方なら、転職によって自分の保育観に合う保育園を見つけられるメリットがあります。
保育園の方針が自分のやりたい保育と合っていれば、日々やりがいを感じながらのびのびと働いていけるでしょう。
募集要項だけでなく、園のホームページなどで保育方針や活動内容まで確認しておくのがおすすめです。
メリット3 知識とスキルの幅が広がる
転職によって、「こんなやり方があったんだ」とこれまでとは異なる保育観に接することもあるでしょう。
また、やったことのない行事やプログラムを体験することで、「こんな保育活動もあったんだ」と新たな発見があるかもしれません。
それらはすべて、保育士としてのスキルアップにつながるものです。
自分自身の知識とスキルが広がる可能性を秘めているのも、転職のメリットのひとつですよ。
メリット4 人間関係の悩みから解放される
保育士の退職理由の上位を占めるのが「職場の人間関係」です。
今の保育園で人間関係に悩んでいる場合、深刻であるほど転職はかなり有効な解決策と言えます。
現在の悩みをリセットし、新たにスタートできるチャンスを得られるのは転職の大きなメリットでしょう。
保育士が転職するデメリット3つ
保育士が転職するデメリットは以下の3つです。
デメリットも詳しく見ていきましょう。
デメリット1 昇給・有給・退職金などがリセットされる
転職すると、これまで働いていた保育園での昇格・有給日数・退職金などがリセットされてしまうのがデメリットのひとつです。
退職金制度がある保育園の場合、現在有給休暇がたまっていても転職をすれば減ってしまいますし、退職金も勤続年数がリセットされるため総額が減ってしまいます。
新しい保育園で一から積み上げていかなければならない点を留意しておきましょう。
デメリット2 転職活動にお金がかかる
転職活動には何かとお金がかかってしまう点も大きなデメリットと言えます。
転職先によって変わりますが、以下の費用が必要となるでしょう。
- 交通費や移動先での食事代
- 通信費や雑費
- スーツや靴などの身だしなみ代
- 新幹線代や飛行機代、宿泊費 etc…
転職する際には、ある程度の転職活動費用を用意しておく必要があります。
デメリット3 人間関係に新たな悩みが生じる場合
新しい環境で新たな人間関係が築けることはメリットとなる反面、人間関係に新たな悩みが生じるデメリットにもなり得ます。
また、人間関係の悩みを解決したくて転職したはずが、新たな悩みの種となってしまう可能性も考えられます。
転職する際には事前に見学に行く、転職エージェントに相談するなどして、職場の雰囲気をつかんでおくと良いですよ。
転職して良かったと思ってる
正直に言うと、「もっと早く転職すれば良かった…」と後悔しています。
なぜなら、転職を決意するまでざっと4年ほどかかったからです…。
転職してからは『年収が100万円以上』も上がり、ゆとりが増えてゆとりが増えました。
保育士の転職への不安や恐怖を乗り越える方法
転職のメリット、デメリットをお伝えしました。しかし、
転職したいけれどどうしても不安…
こんな方へ向けて、不安や恐怖を乗り越えて転職するためのポイントをご紹介いたします。
一つひとつ解説していきます。
方法1 在職中に転職活動を始める
在職中に転職活動を始めれば、無収入になるリスクを回避でき、「転職先が決まらなかったらどうしよう」という不安も軽減できます。
退職してからじっくりと転職活動するのもひとつの手ではありますが、その期間に無収入となってしまうのが留意点。
焦って希望とは異なる保育園に決めてしまうようなことがないよう、やはり在職中に転職活動をスタートさせ、転職先が決まってから退職の手続きをするのがよいでしょう。
方法2 転職への希望を明確にする
どうして転職したいのか、転職してどんな希望を叶えたいのかを明確にすると、目標や方向性がしっかりと定まり、転職への不安や恐怖が和らぎます。
- 給料を上げたいから基本給や各種手当が充実した保育園を見つける
- ライフワークバランスを充実させたいから福利厚生のしっかりとした保育園を見つけよう etc…
このように、転職をポジティブに考えられるようになりますよ。
方法3 転職エージェントを利用する
転職する際には、保育士向けの転職エージェントの利用も検討してみましょう。転職エージェントを利用すると、転職への不安や恐怖をかなり軽減できるはずですよ。
- 保育業界専門のエージェントが相談に乗ってくれる
- 希望に合った求人を効率よく見つけられる
- 非公開を含め幅広い求人を紹介してもらえる
- 職場の雰囲気を教えてもらえる
- 履歴書や職務経歴書の添削・面接対策をしてもらえる
- 自分の代わりに給与や条件の交渉をしてもらえる etc…
転職エージェントは利用料無料です。情報収集や相談だけでもできるので、気になるサイトがあればぜひチェックしてみてください。
転職を先延ばしにするデメリット
「転職が怖い」「転職をするのが不安」といった気持ちをそのままにして、転職を引き延ばしてしまうことには、いくつかのデメリットがあります。
転職を先延ばしにするデメリットについても、詳しく見ていきましょう。
デメリット1 現在の悩みが解決できない
現在の職場に悩みを抱いているにもかかわらず、転職を引き延ばしてしまうと、その悩みは解決できないままです。
保育園との保育観が合わない場合、転職をする以外で解決することができません。
我慢しながら働き続けなければならないため、やがて仕事へのモチベーションも下がってしまうことでしょう。
デメリット2 転職活動が厳しくなる可能性がある
保育士は、子どもと走り回ったり、おんぶや抱っこをしたりと体力を必要とする仕事です。
保育園によっては、年齢制限を設けて年齢が若い保育士を積極的に採用するところも多く見受けられます。
年齢を追うごとに転職活動が厳しくなる可能性があるため、早めに転職した方が有利と言えます。
デメリット3 スキルに変化がない
転職を先延ばしにするデメリットとして、その間のスキルに変化がないということも挙げられます。
同じ職場に長く勤めることで、経験を積むことはできますがスキルアップにはつながらないかもしれません。
新しい保育園に転職をしてさまざまな保育を経験する方が、今後のスキルアップにつながりますよ。
転職に向いてない人の特徴
では、逆に転職に向いていない保育士ぼ特徴は何か。
ズバリ「キャリアアップをしたい」「主任保育士や園長を目指したい」という保育士は、転職をおすすめしません。
なぜなら、保育園は年功序列の社会だからです。
保育士としてキャリアアップするには、保育士としての経験年数が重要です。
同じ保育園で長く働けば働くほど、主任保育士や園長といった管理職を任される確率は高くなります。
とはいえ、近年は新規開設する保育園が増えていることから、管理職の求人が多くあることが現状です。
他の保育園でも働いてみたいと思う場合は、保育士の管理職として十分な知識・経験と保育観をしっかりと持っていれば新しい園でも働くことができます。
【まとめ】今の職場にしがみつく方が怖い
この記事では『保育士が転職を怖いと思う理由』と『転職の怖さを乗り越える方法』について説明しました。
結論、 ”イヤな職場にしがみつく”のが1番怖いです。
なぜなら、自分に合わない保育園にずっと出勤しないといけないから。
転職が怖いと感じるのは普通のことです。
体調を崩す前に勇気を出して、ストレスフリーな保育園への転職への一歩を踏み出しませんか?