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保育業界歴8年、転職経験ありの元保育士ほいくもんです。
こんな疑問を解決できる記事を書きました。
保育士の転職って、不安な気持ちでいっぱいですよね。
仕事をしながら、子育てしながら、時間をつくって転職活動をする方も多いと思います。
安心してください。
この記事は、筆者含め転職経験者のリアルな話を元に書かれた、転職ガイドのような記事です。
この記事を読めば、保育士の転職に自信を持てるようになりますよ!
ほいくもん
- 幼稚園に転職した元保育士
- 保育業界9年目
- 転職して年収100万円以上UP
- 一児のママ
- 現在育休中
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ほいくもんでは、『ブラック保育園とサヨウナラ』をコンセプトに、保育士の転職情報を発信しています。筆者のプロフィールはこちら。
転職の進め方4ステップ
初めに、転職の流れについて説明します。
保育士が転職をする際、主に以下のような4つの流れがあります。
それぞれの流れについて、以下でくわしく解説していきますね。
STEP1 転職の準備・情報収集
「せっかく転職するなら、条件の良いところへ就職したい!」という願いを叶えるには、転職の準備・情報収集が大事です。
具体的に、以下2つのポイントをおさえていきましょう!
転職目的・希望条件の明確化
転職を考える時はまず「なぜ転職をするのか」といった退職理由から「転職先に何を求めるのか」を明確に定めましょう。
分析することで頭がスッキリしますよ!下記の表を参考にしてみてくださいね。
現在の保育園
現在勤務している保育園 | 例 |
園の方針 | たくましい人になろう |
施設形態 | 認可保育園 |
園の特徴 | 行事が月に2回以上ある |
不満 | ・残業が多い ・給与が低い |
雇用形態 | 正社員 |
年収 | 250万円 |
規模 | 定員100名 |
場所 | ・○○駅から徒歩15分 ・自宅から1時間 |
転職したい保育園
現在勤務している保育園 | 例 |
園の方針 | 自分らしくのびのび大きくなろう |
施設形態 | ・企業内保育所 ・院内保育所 |
園の特徴 | 行事が少ない |
大切にしたいポイント | ・余裕を持って1人ひとり子どもに丁寧に接したい ・残業が少ない ・年収UP |
雇用形態 | 正社員 |
年収 | 300万円 |
規模 | 定員18名 |
場所 | ・○○駅から徒歩5分 ・家から30分 |
現状と比較し足りない希望条件や絶対に避けたい条件などを合わせることで、転職を成功させられるでしょう。
転職のスケジュールを決める
転職活動は半年~3カ月前からと言われています。
しかし、前々から転職サイトへの登録をして準備しておく人が増えています。
転職の情報も得られるので一石二鳥ですね!
8月~12月頃になると、来年度に向けて面談が行われるところもあるので、そのくらいに退職の意思を伝えておくとスムーズです。
民法上では、退職日の2週間前までに、退職の意思を伝えればOKです。
しかし、勤務先の就業規則に「退職の〇ヶ月前までにその意思表示をすること」など決められていることが多いので、チェックしておきましょう。
STEP2 求人選び
次に応募する求人を選びます。
ここで重要なことが、転職する希望条件を軸に求人を探すことです。
STEP1で転職の軸を決めたと思いますが、その条件に合う求人を選ぶことで入社後のミスマッチを減らせます。
保育士の求人の探し方は下記の通り、複数あります。
- ハローワーク
- 地域の広報誌
- 転職サイト
- 転職エージェント
- 知人の紹介
結論、転職が成功するために『転職エージェント』が1番オススメです。
多数の求人を取り扱っていることはもちろん、担当アドバイザーが希望に合う求人を紹介してくれます。
残業が多く忙しい保育士でも、様々な求人を比較検討できるでしょう。
履歴書・職務経歴書づくり
自分の経歴は嘘なく正確に記入しましょう。
たとえ嘘の申告で内定がもらえても、将来的に自分の技量以上の仕事を任されるなど困るのはご自身です。
嘘が発覚すると職場との信頼関係にも影響が出るでしょう。
書類を作成するときは同じテンプレートを使い回さず、保育園ごとに必要としている項目をアピールするのがおすすめですよ。
志望動機や自己PRの作成
志望動機や自己PRの書き方は重要な項目で、主な注意点は以下の通りです。
- 自分が理想とする保育士像
- その保育士像を叶える環境が応募先にあること
- 他の保育園にはなくて応募先の保育園にだけあること
まず大前提として退職理由をマイナスな内容で書くことは控えてましょう。
志望動機を書く際、応募先の保育園と他の保育園を比べた時に差別化できる理由が必要です。
自分が目指すキャリアを叶えられる環境があることや、その保育園特有のポイントを書くと良いでしょう。
また自己PRをする際は、応募先の保育園が求めているものを判断するようにして下さい。
応募先の保育園がどの様なスキルを判断した上で自己PRすることで、より人事の印象を挙げられます。
STEP3 求人応募・面接
応募後は履歴書や職務経歴書による書類選考から始まることが一般的です。
書類選考では求める最低限のスキルを持っているか、前職ではどの様な経験があるかが主に見られるポイントとなります。
面接では主に人柄や志望動機といったマインド面から、どのような措置をしてきたかといったスキル面が見られます。
自分の強みを最大限アピールし、自信を持って望みましょう!
STEP4 条件交渉~内定・退職手続き
最後は、内定とその前後の手続きです。
年収や休日等の条件は、入社前に確認するのがオススメです。
入社後に相違があるとトラブルに繋がるので、条件の確認は事前にするよう心がけましょう!
内定が出た後は、退職の手続きを始めましょう。
引き継ぎは正確に行わなければならないので、遅くても1ヶ月前には職場に伝えるのがおすすめです。
内定を受け条件交渉と退職の手続きが進んだ後は、入社に向けた準備や入社日を決めていく流れが一般的です。
保育士の転職に最適なタイミングは?
結論、保育士が転職するのに最適な時期は4月と言われています。
理由は、年度の切り替わりの時期で、保育園や子ども・保護者に影響が少ないからです。
1月から始める人も多いですが、あまりに遅くにスタートすると、転職期間が短くなってしまうので注意です!
面接で「いつから働けるか」と聞かれたら?
入社意欲をアピールするためにも、実現できる最短の日にちを伝えると良いです。
ただし伝えた日にちを大幅に超えてしまうことも避けるべきなので、自分が本当に転職できる日は把握してある程度余裕を持ちましょう。
年度途中で退職しても良い?
3月末まで働くのがしんどいなぁ…
このように労働環境の不満や体調不良、結婚などのライフステージの変化を理由に年度途中の退職を考える保育士さんもいるでしょう。
結論、「保育士さんの年度途中の退職」は可能です。
法律では辞める2週間前に申し出れば、退職できることが示されています。
保育士の転職の注意点|成功させるポイント5つ
保育士が転職を成功させるために、意識すべき注意点が大きく分けて5つあります。
それぞれ転職を成功させるための注意点なので、下記の解説を参考にしてください。
注意点①条件は必ず優先度を付ける
まず最初に希望条件を整理し、優先度を付けましょう。
保育士のように専門的なスキルが求められる仕事の場合、全ての条件を叶えることは不可能に近いです。
人により希望条件は異なりますが、まずは優先度が高いものは何か確認してください。
- 休日数
- 残業時間
- 年収
- 勤務地や距離
- 雇用形態
- 職場環境
- 福利厚生
ご自身の中で絶対に譲れない条件、妥協しても良い点を書き出し、その2つを起点に求人探しをすると良いでしょう。
注意点②求人情報はくまなく確認
2つ目の注意点は、求人情報を注意深く確認することです。
転職先の情報や環境を把握する上で、求人情報の確認は欠かせません。
加えて保育士が退職を検討する理由が「職場の環境」「人間関係」といった、入社しないと分からないポイントが多いです。
入社後のミスマッチを防ぐためにも求人情報を確認し、可能な限り職場の情報を把握することは重要な注意点となります。
注意点③内定獲得後に退職する(すぐ辞めるはNG)
退職するタイミングですが、内定が出ていない段階で現職を辞めるのはリスク大です。
もしも次の職場が決まるまで予想よりも時間がかかると、しばらくの間は無職になり収入もなくなります。
またその焦りから妥協が生まれ、希望しない保育園へ転職せざるを得ないことにもなりかねません。
退職する意思を伝えるのは、内定をもらったタイミングにすると良いでしょう。
注意点④転職サービスは複数併用する
保育士転職サイトなどのサービスを利用する場合、最低でも2~3社併用することがおすすめです。
転職サービスではそれぞれのサイトしか保有していない独占求人(非公開求人)があります。
見栄えを気にする保育園では、一般公開せず信用のおける一部の転職サイトにのみ求人を任せているケースも多いです。
また複数の保育士転職サイトを利用することで多くのアドバイザーを比較検討できます。
担当者が元保育士や保育業界出身など、保育関係のプロであるケースも少なくありません。
求人情報を増やすためにも、保育士転職サイトを利用する際は複数のサービスを利用すると良いでしょう。
注意点⑤最悪な保育士転職サイト(エージェント)を避ける
最後の注意点は、保育士転職サイトを正しく選定することです。
具体的には以下のような保育士転職サイトは、利用を避けたほうが良いです。
- 求人情報が古いまま更新されていない
- 異常に低評価の口コミが多い
- 担当アドバイザーが保育士に寄り添った提案をしない
上記3点のどれかが当てはまる保育士転職サイトは、悪質な可能性が高いです。
特に保育士転職サイトのメリットはアドバイザーからのフォローですが、その担当者が親身にサポートをしてくれないとサイトを利用する意味も半減するでしょう。
じゃあ、失敗しない保育士転職サイトの選びってどうすれば良いの?
結論、転職成功のためには、質の高い転職サイトの選定は欠かせません。
- 口コミの件数が多い
- アドバイザーに対する評判が高い
- 非公開求人・独占求人が多い
良い・悪い両方とも口コミが多いサイトは利用者が多いサービスです。
一定の利用者から選ばれていることから、サービスのレベルは高いといえるでしょう。
またサービス自体だけではなく、アドバイザーに対する評判も欠かさずチェックし評価が高いものを選ぶことがおすすめです。
非公開求人・独占求人を多く保有する保育士転職サイトは、保育園からの採用を任せられている信頼の高さが伺えます。
上記の保育士転職サイトは優良なため、どこがいいか迷った時は参考にしてください。
保育士の転職4つの方法!何を選べば良いの?
保育士の求人の探し方は下記の通り、大きく分けて4つあります。
転職の方法 | 求人数・質 | 求人の見つけやすさ | サポート | 内定率 |
(転職サイト) | 転職エージェント◎ | 〇 | ||
ハローワーク | – | 〇 | ||
直接応募 | – | 〇 | ||
知人の紹介 | – | ◎ |
自分で保育園探しをしてももちろん大丈夫ですが、「自分で判断することが不安…」と言う方に1番おすすめしたいものが「転職エージェント」です。
転職エージェントは、上記の中で唯一紹介してもらえるサービスです。もちろん無料です。
【最後に】保育士転職サイト登録~転職成功までの流れ
保育士転職サイトを利用して、転職を成功させるための流れは以下のとおりです。
- 保育士転職サイトへの登録
- 担当アドバイザーの決定
- 面談
- 求人提案
- 応募
- 書類添削・面接対策
- 選考・面接同行
- 内定・年収交渉
- 入社後フォロー
特に重要なのが③担当アドバイザーとの面談です。
面談では転職を成功させるために、希望条件や保育士としてのキャリアについて共有します。
面談内容をもとにアドバイザーが求人を提案してくれるため、伝いたいことは正確に伝えましょう。
応募先によっては面接の同行、転職サイトによっては年収交渉の代行も可能です。
もしも面接や年収交渉に不安があれば、積極的に依頼しましょう!